第13回 ご当地!絶品うまいもん甲子園 選抜大会レポート③~北海道・東北エリア編~
私たち、共立メンテナンスが応援している『第13回 ご当地!絶品うまいもん甲子園』。
本日は、審査員としてDOMINISTAが参加させていただいている地区大会3つ目、
8月9日(金)に行われた北海道・東北選抜大会の様子をお届けします。
会場は昨年と同じ、宮城県仙台市にある「利府町文化交流センター リフノス」です。
今回も、他エリアと同じレギュレーション。
書類審査を勝ち抜いた5校が、30分の調理時間&5分のプレゼンと試食で、自分たちの考案したレシピの魅力を全力で伝えます!
北海道・東北大会は、過去に出場経験のある常連校ばかり!
会場に用意されている調理器具の説明もさらっとで大丈夫なくらい、先生方も慣れていらっしゃるとのこと。
そんな5校が集結した大会の様子を、調理&プレゼン順にご紹介していきます。
①宮城県水産高等学校
『タイ漁!三陸油そば』
<ご当地食材>
チダイ、海苔
<チームメンバー>
アキさん (海洋総合科 3年)
カズユキさん (海洋総合科 3年)
ミズキさん (海洋総合科 3年)
「地球温暖化の進行に伴い、石巻の周辺で大量に釣れるようになった『チダイ』を活用するレシピです。薬味は“鯛に合う”という観点で考え、磯の香りも楽しんでいただける『南三陸産の海苔』を使用した点がポイントです!」
<サポーターの先生>
②青森県立弘前実業高等学校
『がっぱど青森バーガー』
<ご当地食材>
阿房宮(食用菊)、晴れ渡り(米)、長芋、ごぼう、ニンジン、カシス
<チームメンバー>
アキさん (家庭学科 3年)
マイさん (家庭学科 3年)
アリサさん (家庭学科 3年)
「見て“楽しく”食べて“美味しい”、地元を愛する私達にしか思いつかない逸品です!どっちが本物かわからないくらい見た目が『津軽塗』に似ており、郷土料理の『がっぱらもち』を参考したもちもち触感と甘味が特徴のライスプレートがポイント!」
<サポーターの先生>
③宮城県農業高等学校
『桜の色香と芳情』
<ご当地食材>
鮭、筍
<チームメンバー>
レイミさん (生活科 2年)
ユイさん (農業園芸科 1年)
モモさん (農業園芸科 1年)
「“陸・海・山”の食材を使い、自然豊かな宮城県を表現しました!また、東日本大震災の津波が襲った私達の高校で、奇跡的に生き残った桜を培養し、塩害に強い桜として品種開発し誕生した『玉夢桜』のチップで具材を燻製し、香りと旨みを凝縮した点がポイントです!」
<サポーターの先生>
④北海道帯広南商業高等学校
「トカチ包」
<ご当地食材>
小麦粉、長いも、枝豆、卵、白ワイン、チーズ、砂糖
<チームメンバー>
ミオナさん (商業科 3年)
ニコさん (商業科 3年)
ニイナさん (商業科 3年)
「忙しい人へ贈る“中食”を追求しました。在校生へ実施した惣菜に関するアンケートの結果をもとに、具材をコロッケに決定。地元の食材をふんだんに使った一品にしました!」
<サポーターの先生>
⑤福島県立郡山北工業高等学校
「福郡Coffee飯」
<ご当地食材>
米(天のつぶ)、郡山北工業高校オリジナルコーヒー、にんにく、鶏肉、卵、玉ねぎ、みそ、あおさ、レタス、ミニトマト、レモンタイム
<チームメンバー>
クウガさん (情報技術科 2年)
コウガさん (情報技術科 2年)
「タイ料理のカオマンガイをモチーフに、先輩方が地域の方と一緒に開発した『北工コーヒー』を知ってほしいという想いと、福島県産野菜や郡山ブランド野菜を使用することで、東日本大震災から福島の復興が進んでいるということを知ってほしいという想いが込められた料理です!」
<サポーターの先生>
今回の審査員は、ラビスタ函館ベイANNEXより藤田料理長が担当します。
「普段、なかなか大勢の方の前でお話しすることがないので、とっても緊張していますが、審査員の中で調理業務に携わっているのは自分だけなので、責任をもって審査します!」
調理会場とプレゼン会場が少し離れているリフノス。
大会開始前、それぞれの場所でさまざまな緊張感が漂います。
昨年審査員を務めたDOMINISTA・山本料飲エリアリーダーは、
大会開始直前まで、去年の様子と自身の反省ポイントを藤田料理長に共有&アドバイス。
そんな中、11時30分に大会がスタート。
5分おきに次々と始まる調理を、審査対象ではありませんが料理長も真剣な眼差しで見守ります。
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「一旦、作業場の上を片付けてから次の作業にいくよ!」「今日はいつもより魚の大きさが小さいから注意して!」などなど、先生からのアドバイスにも熱が入ります。
またプレゼンでは、日頃から販売実習などで使用しているという法被を着用。審査員からは「貫禄が出ていいね~」とのお声も。
「お肉焼きます」「揚げ物はいります」など、こまめに声掛けしながらそれぞれの業務の進捗を共有。展示用のディスプレイのお盆はもちろん津軽塗で、販売を見据えオリジナルシールを作成するなど見た目もばっちりでした!
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2年生&1年生の混合トリオですが、2年生のレイミさん(昨年に引き続き2回目の出場!)の的確な指示が光り、焼き加減の確認・作業の進捗報告を上級生に行いながら調理が進むなどコミュニケーションばっちりでした!!
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「テーマは楽しく!!!とにかく楽しんで頑張ろう!!」との掛け声とともに始まり、終始楽しそうな雰囲気&常に会話しながら調理を進めていたメンバー。開始前には、先生も含め“牛タンゲーム(⁈)”で緊張をほぐしていました。(パオの具材はジンギスカンですが…笑)
ちなみに…
“忙しい人へおくる中食”としてつくられた「トカチ包」。包み紙にはそれぞれ「お疲れ様です」「太陽に負けるな!」など、生徒さんが考えられた手書きのメッセージが描かれていました。仕事終わりにもらったら、優しさが全身に染み渡ります…
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北海道・東北大会唯一の2名チーム&順番が一番最後ということで、調理開始前は少し不安そうだったふたり…実際に調理が始まると、それぞれ分担した役割をしっかりとこなし、堂々とプレゼンをしていました!
各チームがプレゼンを終え、審査タイムへ。
北海道・東北エリアの優勝チームは…
青森県立弘前実業高等学校
『がっぱど青森バーガー』!!!
なんと昨年に続き、青森県立弘前実業高等学校は2連覇です!
「初めて審査員という立場を経験させていただき、高校生の皆さんの斬新なアイデアに驚きました。今日皆さんから学んだアイデアや発想を職場に持ち帰り、ともに働くメンバーと一緒に、メニューにも活かしていきたいと思います!」
左から、審査員を務めたDOMINISTA 藤田料理長、優勝した青森県立弘前実業高等学校の先生と生徒さん、昨年審査員を務め、今年はサポートメンバーとして参加した山本料飲エリアリーダー。
大会終了後には、キリンチャレンジキッチン(決勝へ向けたブラッシュアップのための調理実習)の際に確認したいことなどを早速確認する先生・生徒さんと調理長の姿がありました。
今回、審査員を務めたラビスタ函館ベイANNEXの藤田料理長。
「自分はもともとレストランのホール業務を担当しており、当社に入るタイミングで調理の世界に足を踏み入れました(もう調理に携わった時間の方が長くなりましたが…)。自分もホテルで提供するお食事を作っていますが、高校生が自分たちでレシピを考え、さらに30分という短い限られた時間でこんなに手の込んだ料理を調理するのは、本当にすごいことだと思います。それぞれの地域に特色ある地元食材があり、それらを使った斬新なアイデアは本当に勉強になりましたね。」
次は地区大会ラスト、沖縄エリア大会の様子をお伝えします。
北海道・東北大会のおまけ
帰りの電車。
最寄りの利府駅に電車が来るのは一時間に1~2本のため、審査員含めみんな同じ電車に乗って帰ります。
そんな中、昨年見た景色を、今年も見ることができました。(昨年の記事はこちら)