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『ケータリング王決定戦 2024』。また一歩、磨きます。

昨年に続き、今年も
9/22(日)に『ケータリング王決定戦』が行われました。

その青く、熱く、美しい経験を、少々長くなりますが振り返ります。

 

今回の舞台は、富士スピードウェイ。
私たちのお客様であり仲間でもあるDuke’s & co.様主催の10周年特別イベント、
「THREEHUNDRED meeting Fuji Speed Way」です。

Duke’s & co.の代表、ヤマグチ様。
「いや〜、当社の10周年ということで気合い入れすぎて、いろいろ企画しすぎちゃいましたね〜(笑)。
でも、そんな私たちを支えていただいて、いつもありがとうございます!」。

いえいえとんでもありません!こんな場をお借りできる私たちこそ、ありがとうございます!

 

いろいろ、といえば、私たちドーミーホテルズ&リゾーツもいろいろやりました。
◎ 全500食のケータリング王ランチプレート
◎ CAFE OASISから、ドリンク&スイーツ
◎ DOMINISTYLEから、DOMINISTOREグッズがあたる無料ガシャポンと、アイテム販売
◎ サーキットサファリバス

 

そんな中で、やはりメインはケータリング王決定戦。
全国から何百台というABARTHが集い、
そのオーナー様、ご家族、ご友人が審査員となってケータリング王が決まるのです。

 

そのケータリング王決定戦の概要はこちら。
・ケータリングプレートのメインは、CAFE OASISメニューで統一
・『秋の食材 具沢山スープ』として、
 エリアごとに4チームに分かれたホテルメンバーが独自に考案
・4チームが125食づつスープを作り、
 お客様には、好きなスープが入ったプレートを1つ選んで食べていただく。
・各チームのメンバーは、共立リゾートとドーミーインの食に関わる混成スタッフ(DOMINISTA Kitchen LABO.)。
・食材原価の規定内で、審査のポイントは3つ。
 ★商品力=お客様の投票
 ★販売力=完売までの時間
 ★衛生管理力=主に仕込み中の衛生評価
・ご提供予定時間は、11:30〜13:00

 

こちらが当日配布されたチラシです。(まずはA面)

ケータリング王決定戦にエントリーし、戦い抜いたのはこの4つのチームです。

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TEAM 北の国から

メニュー名:
「魚介の旨味たっぷり!北海道産タラバガニと帆立貝、旬野菜の酸辣湯風スープ」

メンバー:ラビスタ 函館ベイ
     ラビスタ 函館ベイ ANNEX
     ドーミーインPREMIUM小樽
     ドーミーイン青森

 

蟹の王様と言われるタラバガニ、帆立貝にきのこや蓮根などの旬野菜を入れた中華風溶き卵スープです。
もずくを入れる事で自然なとろみも楽しめます。
タラバ蟹が原価の半分を占めるので、スープを何にするかは迷いました。
チーム名は、ドラマを見たことがあるわけでもないんですけど、頭の中にそれしか出てこなかったっていう感じです(笑)。

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TEAM Mr.Dominista

メニュー名:
「旨みがすごい!たっぷりキノコとカニつみれの中華スープ」


メンバー:ルシアン旧軽井沢
     季の湯 雪月花
     ドーミーイン甲府丸の内
     ドーミーイン川崎

 

きのこの香りが良く、具沢山なので噛み応えバッチリです!
最初は蟹を考えたのですが、他のチームと被っていると聞き、ツミレにしました。
開催日は9月末。まだ暑いと思ったので、あっさりとした味付けを目指しました。
リーダーが、Mr.Childrenさんのファンだったので、このチーム名に…(笑)。

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TEAM ぬくとい

メニュー名:
「秋野菜たっぷり飛騨の鶏すったて汁」


メンバー:匠の宿 深山桜庵
     京都 嵐山温泉 花伝抄
     ドーミーイン三島
     御宿 野乃奈良
 

開催地である静岡産の鶏肉と旬の野菜をたっぷりと使用した、飛騨の郷土料理であるすったて汁のコラボです!
“すったて”とは、すりつぶすとか、すりたてという意味です。
チーム名の“ぬくとい”は、“ぬくい=あたたかい”という意味です。
あったかいメンバーと、あったかいスープでお客様を笑顔に!という気持ちで、“ぬくとい”にしました。

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TEAM 西風の味わい

メニュー名:
「宮崎県産森林鶏のちゃんこ風スープ」


メンバー:ラビスタ霧島ヒルズ
     ザ・ビーチタワー沖縄
     ドーミーイン出雲
     ドーミーイン大分
 

九州メンバーが多かったので、鶏肉を使ったスープを出そうということで、宮崎県産の森林鶏を使いました。
九州の風味豊かな一杯です。
スープはいろいろ考えたのですが、メインは味が濃いめの中華メニューなので、干し貝柱を使って、
あっさりめのちゃんこ風スープにしました。
沖縄、九州を含めた西日本ということで“西”、この地域の“風”味を味わってもらいたいと思ってネーミングしました。

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さて、当日配布されたチラシのB面はこちらです。

実は社内的なことなのですが、ケータリング王決定戦では、
こんなテーマを掲げています。
1)今年の7月にリニューアルオープンした『global cabin横浜中華街』のPR!
2)全国130を超えるドーミーホテルズ&リゾーツから集まったメンバーの経験値アップ!
3)CAFE OASISメンバーと、ホテルメンバー(DOMINISTA Kitchen LABO.)との協業!
そして普遍的な目標として、
ホテルを飛び出してお客様に食をご提供するためのトレーニング!です。

 

とにかく、主催のDuke’s & co.様とは場所や時間や搬入搬出の段取りなど、念入りに何度も打ち合わせ。
さらに、メニューを作り上げる4チームのメンバー選出、チームごとのオンラインミーティングなど、膨大な準備を経てきました。
この日初めて直接顔を合わせるチームメンバーもいる中で、どんな経験を積んだのでしょうか…。

今回は、準備から時間を追って振り返ります。

 

前日の天気予報では、9/22(日)は雨100%…

 

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9/21(土) 前日


13:00
東京御茶ノ水の本社に、チームメンバー集合

自己紹介や当日の流れを共有。

チームメンバー専用のTシャツも準備、このタイミングで配布されました。

 

13:50
恒例のブラックボード作成。

切りもの、プリントもの、ラミネートもの、キャッチコピー作成…事前の準備も怠りなく、
すでに一度、自分が所属するホテルで作って撮影してきたメンバーも!

あとは再現するだけ!と思いきや…
本番だからこそ、メンバーと一緒にやるからこそ出てくる新しいアイデア。
仲間と楽しむその様子は、ブラックボードづくりを見ているだけで、普段のホテルづくりも目に浮かんできます。

周到な準備があるからこそ、さらに進化する…。なるほど…。


15:00
ブラックボード完成。

わずか1時間ほど…。どのチームも時間ぴったり…。毎日の鍛錬とはすごいものです…。

 

15:10
マイクロバスに乗って、チームメンバー本社出発。

 

17:30
富士スピードウェイ到着 現地下見。

「サーキットって、初めて…」
「私も」「僕も」

「この建物が仮設の調理場になります」

パドック内にCAFE OASISブース、DOMINISTYLEブース、お客様のテーブルが設置予定。
この時間はまだ前のイベントが押していて、とりあえず一部荷物の搬入だけ済ませています。

右側の白い建物が仮説の調理場になり、建物左側(青い車)あたりに、
ケータリング食をご提供する屋外テントが設置される予定。

 

 

18:30
チームメンバーの宿泊地、『ドーミーインEXPRESS 富士山御殿場』に到着。


明日の5:30にロビー集合を共有し、解散。

 

 

実はこの日、ドーミーインEXPRESS 富士山御殿場はDuke’s & co.様の貸し切りになっていて、明日のイベントに参加予定の全国からのお客様が宿泊されていたのでした。
駐車場を見ても、ぜんぶABARTH!
すでに富士スピードウェイのパドックのようで興奮…。

Duke’s & co.様がプロデュースした「300号室 THREEHUNDRED ROOM」もあり、愛車を眺めながら過ごせるというこだわりです。


ちょうど御殿場メンバーがおそらく眠りにつくその頃…

22:00
東京浅草の『御宿 野乃浅草 別邸』に前日仕込み班、設営搬入班集合。
13時からCAFE OASISの仕込みメンバーとタッチ交代。

 

23:30
スープメニューの仕込み開始。

日付が変わり、
3:30
スープを真空パックへ。
温度管理を徹底し、少しでも温かければ、出発直前まで保冷しなおし。
全部詰め終わったら、全ての保冷バックの温度を温度計ではかり、フタをしっかり閉じて積み込み。
同時並行で搬出作業開始。


4:00
仕込み終了&搬出。
メンバー配置、役割など、事務局が中心となって行ってきた事前準備があるからこそ、万事順調。

4:40
浅草出発。


9/22(日)当日

5:30
御殿場メンバー集合
しとしと雨。このあとどうなるのでしょうか!?

Duke’s & co.のヤマグチ様登場。
「おはようございます!昨日は、お客様と前夜祭ということで近くのお店で食事会をしてました。
24時ごろにベッドに入ったんですが…気が張っていたのか26時ぐらいに目が覚めてしまいました〜。では行ってきます!」

御殿場メンバーも出発します。

6:00
御殿場メンバー、富士スピードウェイ到着。
雨!

当日の段取りを最終チェック。

降ったり…やんだり…

6:30
浅草メンバー合流。
調理場設営開始。

CAFE OASISメンバー、DOMINISTA Kitchen LABO.メンバー、本社・DOMINISTYLEメンバーが雨の中、準備を進めていきます。

キッチン、店舗がそれぞれ出来上がっていきます。
ケータリングのご提供は、調理場建物のすぐ前のテント…の予定。
雨は相変わらずですが、時折強い風とともに、ケータリング提供用で用意したテントに降りかかります。

7:20
雨がおさまる様子はないので、
お客様に安全にケータリングをご提供できるように、
ピット内、CAFE OASISブースの横に急遽設営。
もちろん、この判断があることも事前想定していて、
レイアウトを現場を見ながら調整します。

8:30
ブースレイアウトほぼ完了。

8:50
「おなか減った〜。いいですか?」とCAFE OASISブースに一番のお客様ご来店。
さぁ、いよいよです。
同じころ、調理場が完成し、温め開始の時間を図ります。
ケータリングご提供開始の予定は、11:30。
昨年もお腹を空かせたお客様が列になってしまい、スタート時間を早めた記憶が…。
今日も、同じ状況を想定しつつ、「温かいものを温かく」というホテルと同じ当たり前のことができるようにシミュレーションします。

9:15
火入れを待つだけになったスープ担当メンバーが、ご提供ブースへ。
4列ありますが、その場所を巡ってすでに攻防が…。
これも大切な販売の準備と思えばこそ。よってじゃんけんで公平に。

10:00
スープチームが、温度や手順、ご提供量を最終チェック。
提供開始を11:15に早める決定をして、温め開始。
CAFE OASISブースには列。

 

あんかけフカヒレご飯、麻辣ごはんの準備も着々と進行。

10:30
スタート時の行列を想定して、保温箱にごはん類をセット。

10:45
ケーテリングブースに列ができ始め…
11:00提供開始に変更!

11:00
ケータリング王決定戦、いよいよご提供開始!

ぞくぞくとお客様。

完売が見えてきた頃、必殺の「顧客囲い込み」作戦!


11:54
「北の国から」完売!

11:56
「ぬくとい」完売!

12:31
「西風の味わい」完売!

12:32
「Mr.DOMINISTA」、ご飯系完売にともない、わずか数杯残して終了!


12:00
サファリバス。

12:45
ケータリング食、すべての提供が終了し、ようやく休憩…。

13:00
ビンゴ大会

13:30
ケータリング王決定戦、結果発表&表彰!


第3位!
Mr.DOMINISTA
「旨みがすごい!たっぷりキノコとカニつみれの中華スープ」

第2位
ぬくとい
「秋野菜たっぷり飛騨の鶏すったて汁」

残るチームは、2つ。
「北の国から」か、「西風の味わい」か…

優勝は…

おめでとうございます!
「北の国から」
「魚介の旨味たっぷり!北海道産タラバガニと帆立貝、旬野菜の酸辣湯風スープ」

プレゼンターは、
共立リゾートの朝食、夕食を預かる    株式会社共立フーズサービスの代表取締役、並木氏。
優勝の副賞として、「急遽考えました!」と、チームメンバー全員に松阪牛を進呈!

4位になりましたが、終始笑顔で元気を振りまいてくれれたのは、
西風の味わい
「宮崎県産森林鶏のちゃんこ風スープ」


「やっぱり蟹のインパクトは大きいな〜〜〜」
「つい蟹に惹かれてしましました」
という蟹推しのお声が多かったのですが、
どのスープも、そしてご飯、杏仁豆腐も大好評でした。
だって、
年間約500万人ものお客様が笑顔になってくださるご飯を作ってるメンバーですから。


ケータリング王頂上決戦 2023 最終結果

優勝:北の国から 868点(52票) 完売時刻11:52
2位:ぬくとい 462点(28票) 完売時刻11:56
3位:Mr.DOMINISTA 419点(26票)
4位:西風の味わい 362票(23票) 完売時刻12:31


CAFE OASISメンバー、DOMINISTA Kitchen LABO.メンバー、本社・DOMINISTYLEメンバー。
背中に背負っている役割はそれぞれ違いますが、
お客様の安全・安心と笑顔のために、つねに準備をし、状況に応じて臨機応変に考え、対応する…
そのために前だけではなく、しっかり横も見て、仲間とともに歩んでいきます。
この日、富士スピードウェイにこれなかった仕込みスタッフも含めて。

今回のケータリング王決定戦もひとつの結果ですが、これもまた、次への経験と準備です。

 

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