第12回 ご当地!絶品うまいもん甲子園 決勝 〜DOMINISTAの目線〜 <後編>
昨日の前編から・・・
14:45
いよいよ結果発表。
協賛企業様からのさまざまな賞が参加チームそれぞれに表彰されたあと、
特別賞として、
東京駅前のヤンマービルにあるイタリアンレストランで、
期間限定のメニュー化になる
ヤンマーホールディング賞はこちら。
なんと、
<北海道東北エリア代表>
青森県立弘前実業高等学校様!!
『津軽☆めっ鱈キッシュ』
おめでとうございます!
こちら、
ASTERISCO(アステリスコ)さんで、
2024年1月、期間限定で、この『津軽☆めっ鱈キッシュ』がメニューになります!
エリア大会でご縁がある学校のチームが
選ばれるって、嬉しい…。
お!?私の前に、割烹着のサポーターの方。
そして、準優勝3チームが発表。
★近畿エリア代表
福知山淑徳高等学校様
『新米農家のおからー麺』
★中国四国エリア代表
岡山県立興陽高等学様
『う米!!ポテサラロール』
★九州エリア代表
神村学園高等部様
『うんまか!酒粕饂飩』
ここで、株式会社共立メンテナンスからご用意している準優勝の副賞を、
百瀬取締役から説明し、授与へ…。
そして、いよいよ最後の優勝校のコールに…
DOMINISTAが応援してきた学校様の名前は……
第12 回ご当地!絶品うまいもん甲子園
優勝校は、、、、、、
「群馬県立勢多農林高等学校です!!!」
御宿野乃浅草の川満料飲総支配人も
「やった!やった!おめでとう!!」
「見慣れた料理でも組み合わせることで魅力あるメニューが生み出せると学びました!個性が豊かでお互いを補い合えました。優勝はこのメンバーのおかげです!!」
表彰式も終わり…
群馬県立勢多農林高等学校のメンバーに駆け寄る川満料飲総支配人と田中先生。
ハルカささん、ホノリさん、ラナさん、そして田中先生、
本当におめでとうございます。
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いろんな表情があり…
たまたま表彰式で隣同士だった、
弘前実業高等学校と勢多農林高等学校のチームメンバーどうし、
歓びと称賛を交換し…
私の席の前に座っておられた割烹着の女性2人も駆け寄り…
聞けば、この女性、
『津軽あかつきの会』という、津軽の伝統料理を継承していく会の方々だったんです。
昨夜、深夜バスに乗り込んで、この決勝当日に東京に到着。
割烹着に着替えて、
弘前実業高等学校のチームの応援のためにこの会場にきておられたのでした。
今回、イタリアンレストランで期間限定メニューに決まった『津軽☆めっ鱈キッシュ』についても、
アドバイスなどを行っておられたそうなんです。
「期間限定とはいえ、
一人でも多くの方に青森の料理を知っていただくのは、本当に嬉しいです。
今回参加した2人の生徒さん、素直で、とっても素敵。
頑張っていたからね〜。皆さんも青森いらしたら、私達の食堂に食べにきてくさいね!私たちがつくるから(笑」
決勝に参加した9チームの生徒さん、そして先生の姿を拝見し、
ただただ「自分たちも、もっと進化しないと」と思うばかりです。
どんな結果になっても、
そこから何かを学び、
前を向いていく姿…
DOMINISTAの一人として、言葉はひとつだけです。
ありがとうございます。
12月の中頃、
共立メンテナンス本社に、
一通のお手紙が届きました。
私達も学校に応援に行き、応援しました。
決勝のあと、
ちょっとつまらなさそうな表情もありました。
だけど、別れ際に笑顔を見せてくれました。
沖縄県立沖縄工業高等学校様のメンバーの皆さん、
ありがとうございます。
決勝戦を通して感じたことを百瀬取締役に聞きました。
高校生が地元の食材や料理を調査して、それをメニュー化して、大勢の大人たちやカメラの前で、調理をして、プレゼンをして。
さらに調理30分。プレゼン5分という条件で最高のパフォーマンスをしなければならない。
自分たちの地元をしょって立つ、高校生戦士たちの姿は、プレッシャー以上に頼もしく、そして楽しんで挑んでいる、そんな印象でした。
それは「うまいもん甲子園」にエントリーした時から、食材と向き合い、料理の研究をして、何回も何回も試作を繰り返した経験が自信に繋がっているのだと容易に理解ができました。
材料の段取り、調理オペレーション、タイムパフォーマンスにスキがなかったこと、
チーム連携がよく、誰が何をするか、何ができていないか、を小気味よく声をかけあって、問題解決をしながら料理を作り上げているところがさらにすごい。
何より料理にはハプニングが付き物なので、それを本番で臨機応変に対応する力にも驚かされました。
そんな様子を目の当たりにして「食」が持つパワーをあらためて感じました。
各チームの皆さんが考えたご当地の素材選び、素材からメニュー作りに至るプロセスに大変興味深く、あらたな視点に気づくきっかけになりました。
1つは、優勝した群馬県の勢多農林高等学校様の「群馬のお好みそば焼」。
群馬の特徴的なご当地食材として「こんにゃく」「下仁田ねぎ」「前橋の豚肉」「味噌」「そば」を選択。仕上げた料理は群馬のご当地料理やB級グルメとして知られているものではなく、
全くのオリジナル料理でした。しかし、選択した食材が「群馬」を象徴していることと、素材をいかした料理になっていたことで、なるほど、これは今までにない新しい群馬のご当地料理として、幅広い年齢層、多くの皆様に認知されていくだろうと思いました。
2つ目は沖縄県立沖縄工業高等学校様の「カレ沖そば」。
沖縄そばという絶対的なご当地料理を、斬新なカレーテーストに変化させていく。
さらに味変にトライし、ご当地料理から一品の創作料理へと変化させていくという手法に
驚きました。
そこにご当地料理の発展的な未来を感じました。
その土地で生まれた食材、郷土料理の正しい知識を得ることはとても大切で決して省いてはいけないことだと思っています。伝統を守り、継続をしていくことも私たちの大事な役目だとも思っています。
その上で、これからのご当地料理の開発にもっと広がりをもっていいのではないかという考えが持てました。
ありがとうございます!
第12回
ご当地!絶品うまいもん甲子園
エリア選抜大会レポート