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第13回 ご当地!絶品うまいもん甲子園 選抜大会レポート② 〜関東甲信越エリア編〜

フロントで、レストランで、清掃で…

いま、共立メンテナンス(Dormy Hotels & Resorts)では、
高校を卒業して入社した数百人の方が働いてくださっています。

進学した友人よりも一足早く社会人になり、
お客様の笑顔を見るのを楽しみにしながら、
先輩や後輩のDOMINISTAとともに
頑張ってくれているのです。

 

★高校生の夢の舞台を創造
★人材育成
★地域活性化

 

大会を主催されている一般社団法人 全国食の甲子園協会様が公式ホームページで提唱されているこのキーワードは、まさに私達が共感することであり、
今年も各会場でそんな想いを実感しています。


「見ているだけなのに、どんどん引き込まれていく」
「高校生の姿に、ただただ感動する」
 

そんなDOMINISTAの声が聞こえてきます。

 

本日はご協力させていただいているエリア大会のレポート2回目、
8/6(火)に渋谷で行われた
関東甲信越エリア選抜大会の様子をお送りします。

会場は、昨年と同じ、
東京都渋谷区にある「渋谷区文化総合センター大和田」

まだまだ静まり返った調理会場。

調理台は5つ。

今回の運営も中国四国エリア選抜大会と同じく、
調理時間は各チーム30分、
審査員の試食ののち、
動画、口頭によるプレゼンの持ち時間は5分。
この35分に、思いと技術を込めていきます!
(調理技術は審査対象には含まれず、実食とプレゼンでの審査!)

 

今年の関東甲信越エリアでは、なんと9チームが登場
調理台が5つしかないので、
2回転して調理が行われます。
1回転目のチームは、2回転目のチームのために、
後片付けも迅速にやらなくてはいけないという
プレッシャーを背負うことになったのでした!

そんな9チームを、当日の朝、
あみだくじで決まった調理順でご紹介します!

 


①茨城県立水戸農業高等学校
『#イチゴの生パスタ2』

<ご当地食材>
地元イチゴ農家で廃棄される予定だった規格外イチゴを活用した「イチゴの生パスタ」。昨年は太麺のタリアテッレで挑戦しましたが、今年はショートパスタの「ペンネ」で勝負します。また、茨城県が生産量No.1の「小松菜」と、水戸農業高校がある那珂市の市の花であり特産品でもある「ひまわり油」を使用しました。

 

<チームメンバー>
ココミさん(園芸科 1年)
ミユさん(園芸科 1年)
ミキさん(生活科学科 1年)

「私たちは、“イチゴの生パスタ”の購入者がレシピ紹介する“#いちごパスタ食べました”で様々な方と交流を深めています。昨年は、その中で好評だったレシピで挑戦したのですが全国大会に進めず、今年はイチゴのつぶつぶ食感や味をさらにうまく感じていただけるように、改良を加えて挑みます。そのポイントは3つ!
ポイント① パスタを“タリアテッレ”から“ペンネ”に。
ポイント② “ほうれん草”から“小松菜”に。
ポイント③ “オリーブオイル”から“ひまわり油”に。
です!」

 

<サポーターの先生>

 

生徒さんが作成した申込資料より

②茨城県立鹿島高等学校
『茨城!周遊おくち旅行』

<ご当地食材>
れんこん、エリンギ、トマト、レタス、落花生、さつまいも、かぼちゃ、大葉、ピーマン、豚

 

<チームメンバー>
ウナさん(普通科 3年)
ミコトさん(普通科 3年)
ミクさん(普通科 3年)

「甘い食事もいいんじゃない!?味変可能!ナッツ&チップスで食感Good!
 わたし想いのヘルシーさ★彡 母親ゆずりの愛情入り!!ウエイト管理も大丈夫!!
 ヘルシーなのに食べ応え充分。野菜だけと思えない満足感!!
 がっつり食べられる!さわやかな梅しそソースで食が進む!!野菜たっぷりでヘルシー&夏バテ防止も!!」
と、キャッチフレーズのオンパレードです。

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

③埼玉県立新座総合技術高等学校
『彩の国から豚で埼玉!!』

<ご当地食材>
深谷葱、サイボクハム、草加せんべい、卵、はつかりうどん、さつまいも

 

<チームメンバー>
ケントさん(食物調理科 3年)
ユキさん(食物調理科 2年)
ヒオリさん(食物調理科 2年)

「すべて埼玉の食べものを使っていて、さつまいもの甘さとせんべいの塩味が絶妙のバランスです。ひなあられはワンポイント。冷めても、せんべいを使っているのでサクサクを保ちます! うどんをうまく巻きつけるのに苦労しますが、誰もやらないから新鮮な見た目と食感です!」

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

④新潟県立海洋高等学校 チーム1
『魚香る魚醤赤飯』

<ご当地食材>
もち米、枝豆、鮭魚醤「最後の一滴」、ベニズワイガニ

 

<チームメンバー>
ショウタさん(水産資源科 2年)
ライキさん(水産資源科 2年)

「しょう油赤飯も全国的には珍しいと思いますが、私たちの魚醤赤飯は、なんといっても“魚の香りがするおこわ=赤飯”が特徴です。ほかでは味わったことのない、新しい感覚が味わえます。彩りよくするために、枝豆、ベニズワイガニ、塩鮭を使って、“映える”ゴハンにしました。初めて食べる人も、食べ慣れた新潟の人も、懐かしさを感じる郷土料理にしたいと思っています。」

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

⑤レコールバンタン高等部
『江戸の粋そばクレール』

<ご当地食材>
東京産野菜、そば粉

 

<チームメンバー>
ナナミさん(高等部調理&バリスタ専攻 3年)
マリさん(高等部調理&バリスタ専攻 3年)

「そば粉の香ばしい香りと、味変ソース+具材がベストマッチです。」

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

⑥長野県佐久平総合技術高等学校
『こいする信州コンフィ』

<ご当地食材>
佐久鯉、信州サーモン、そば、凍み豆腐、きのこ類、野菜も生産量が多いものを選んでいます

 

<チームメンバー>
ミクさん(農業 1年)
カレンさん(農業 1年)
カレンさん(農業 1年)

「内臓も食べることができる鯉のうま煮を、うま味調味料に変えて使用しました。淡水魚と相性が良かったそばと野菜、きのこ類、オリーブオイルを組み合わせることで、幅広い世代が楽しめる料理にしました!!!凍み豆腐でソースを吸わせて、お召し上がりください! 真空パックをして、販売もできます!!」

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

⑦栃木県立宇都宮中央高等学校
『ギョドック』

<ご当地食材>
ニラ、牛乳

 

<チームメンバー>
ミコさん(総合家庭科 1年)
リオさん(総合家庭科 1年)
ミオナさん(総合家庭科 1年)

「栃木県宇都宮市のソウルフードである餃子が、姿を変えてお手軽に家庭の味に!!食品ロスの問題を解決するために、おからを美味しく食べることができるように工夫!栃木県産食材もたっぷり。エントリー用に撮影した写真のランチョンマットや盛り付けには、宇都宮市の宮染め、経木を使いました。五感を使って栃木を味わってください♡ おいしくて、ごめんね、ごめんね〜♡」

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

⑧千葉県立館山総合高等学校
『南総里見八食伝』

<ご当地食材>
トマト、玉ねぎ、アジ、神戸レタス、牛乳、豚肉、ししとう、さざえ、旬の魚、プリンセスサリー

 

<チームメンバー>
ヒナさん(家政科 3年)
ユナさん(家政科 3年)
ユイトさん(家政科 3年)

「1つのプレートで房総を味わっていただけます!ピンクのごはんは“プリンセスサリー”といって、パラパラした食感で香りの良いインディカ米の“バスマティ”と、もちもちとした食感の国産うるち米の特徴があります。千葉のお米の可能性を広げて、新たな価値のある地域産品を作り出しています!これだけの料理を30分で仕上げるのも、苦労しました!」

 

<サポーターの先生>

生徒さんが作成した申込資料より

⑨新潟県立海洋高等学校 チーム2
『俺たちの鰤茶』

<ご当地食材>
米(新之助)、ごっつぁん味噌、鮭節、バタバタ茶

 

<チームメンバー>
リクさん(水産資源科 2年)
リウさん(水産資源科 2年)

「最初はがっつり“丼”で、最後はさらっとお茶漬けで、2つの味が楽しめます。ごっつぁん味噌は、海洋高校相撲部が開発した“ごはんがススむシリーズ”です。鰤との相性もバッチリ!
香ばしいバタバタ茶と鮭節は優しい味わいのだし茶。『俺たちの鰤茶』は、野球部の練習後の疲労回復(にんにくパワー)に食べる、漁師飯ならぬ野球部飯です!」

 

<サポーターの先生>

左は、昨年審査員を務めたDOMINISTA、川満シェフです。昨年もサポートで来ておられた先生に、「お久しぶりです!」で笑顔の再開。
生徒さんが作成した申込資料より

本日の審査員は、ドーミーインEXPRESS富士山御殿場から
中村料飲チーフです。

「他のエリア大会で審査員を務める先輩に比べると経験も肩書もありませんが、
私なりに高校生の努力を全身で受け止めていきたいと思います!」

 

開会前の会場ですが、とにかく人が多いです。

このざわざわする中で、エリア大会が始まります。
この関東甲信越大会では、
優勝校が2校選ばれるのですが、さていかに…?


開会前に当日配布の資料を読み込む、わがDOMINISTA。
昨年審査員を務めた先輩からもアドバイス。
そんな先輩も、昨年はガチガチに緊張していたとか…

 

そしていよいよ11時30分。始まりました。

各チーム、5分おきに調理スタート!

今回は5つの調理台を2回転する忙しさです!


無事調理を終え、プレゼンを笑顔で見守る先生…。


今回初出場で、しかも全員普通科で、料理サークルのメンバーが頑張りました。


「うどんを巻くという発想は驚きました」と先生。出来栄えやいかに…?


海洋学校なので、海上での実習で真っ黒に日焼けしてます。「よく頑張った!」と先生も拍手。


サポートの先生といいつつ、実はカフェをオープンするための実習コースの共に学ぶ生徒でもあるそう。ユニークなシステムで、「調理見ながら僕も参考にします(笑)」と先生。


うまいもん甲子園に初挑戦。全員1年生ですが、調理中も互いに声を掛け合いながら、楽しそう。


ずっと笑顔で見守る先生。生徒の皆さんも一生懸命、そしてのびのび調理、プレゼンされていました。


この品数の多さは時間的にどうなることかと思いましたが、最後、きっちり30分で仕上げ。「やった!」と思わずガッツポーズも出て、プレゼンへ。


手順がシンプルで、カメラを向けると、すぐに笑顔を返してくれるほど、終始余裕のチームでした。このお二人も日焼けが逞しい!(しかも野球部)


 

全チームのプレゼンテーション、そして審査タイムを経て、15時にいよいよ優勝校が2校、発表されます。

 

関東甲信越エリアの優勝チーム、1校目は…

 

長野県佐久平総合技術高等学校
『こいする信州コンフィ』!!!

「え…!?」と、先生も驚き…

 

 

 

そしてもう1校の優勝校は…

 

茨城県立鹿島高等学校
『茨城!周遊おくち旅行』!!!

 

満々の笑顔!「まさか優勝をいただけるとは…」。

 

 

こうして2校の優勝が決まり、11/3(日)に東京で行われる決勝大会へ向けて、チャレンジキッチンの準備がはじまります。

 

先生
「いや、ちょっと…びっくりしちゃいました。まさか、いけるとは思ってなかったので、すごい嬉しいです。初めてで、全然わからない状態からだったので、生徒と一緒に相談しながらここまできました。」
生徒さん
「嬉しいです!!3人で頑張って、全国優勝してグアム行きます!先生ですか?…はい、とっても優しい先生です(笑)」
中村料飲チーフ
「とても美味しくいただきました。何より見た目がすごく綺麗で、自分たちのホテルに並べても目を引く料理だと思います。」

 

長野県佐久平総合技術高等学校さま、10/7(月)のチャレンジキッチンに、DOMINISTAが参ります!

 

 

先生
「普通科の生徒なので、ほとんどお料理経験がない子たちが、街元のスーパーマーケットさんや、NPOの「あっとホームたかまつ」さんのお力添えで、ここまで頑張れたのが本当に素晴らしいなと思っています。気負わずに料理できたことで、彼女たちのいいところが全部出たんじゃないでしょうか。私は見ていただけですが、引き続き応援したいと思います。」
生徒さん
「選ばれると思ってなかったので、正直今びっくりしてます。ありがとうございます。忙しい中での準備とか、試作を通して改善したりなど、優勝できてすごい嬉しいです。先生は1年生の担当なので、あまり関わりはなかったんですけど、今回全面的にサポートをしてくださいました。とても優しくて、みんなを包み込んでくれるような先生です!」
中村料飲チーフ
「もちろん料理も美味しかったのですが、何よりプレゼンでアピールするのがすごく上手で、こちらも勉強になることばかりでした。私も出身が茨城県なので、地元の高校の生徒さんが優勝して嬉しいです!」


茨城県立鹿島高等学校さま、10/3(木)のチャレンジキッチンに、DOMINISTAが参ります!

 

とにかく、共に初出場、そしてエリア大会優勝おめでとうございます!

 


さて、今回審査員を務めたDOMINISTA、中村料飲チーフ。

大会前にこんなことを話してくれました。

「ドキドキです、本当に(笑)。会社を代表してこういう公式な場に出るということ自体が初めてなんです。なんで私なんだろう…?って思いましたが、審査させていただくからには、失礼のないように、自分ができることを全力でやりたいなと思っています。」

そう言いながら開いた手元の事前資料を見ると…

ぎっしり書き込みがありました。

「まだまだ料理の経験が少ない私。詳しいレシピはこの当日にしか見ることができないんですが、事前に配布されたエントリー資料から、それぞれの料理のことや、ご当地の食材のことをしっかり調べておかないと、生徒の皆さんに申し訳なくって…。」

 

 

 


次は、北海道・東北エリア選抜大会の模様をお伝えします。

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