サウナの“サ窓”から 〜京都湯めぐり〜 <後編> 京都 嵐山温泉 湯浴み処 風風の湯(ふふのゆ)
(本記事の内容は、共立リゾートのメルマガで3月に配信したものを一部、変更しています)
こんにちは、今日もファンファン隊員です。
京都編は今日でラスト。
あと1本、どうかお付き合いください。
京都湯めぐり編の最終日は、
『京都 嵐山温泉 湯浴み処 風風の湯(ふふのゆ)』へ。
3月2日、木曜日、くもり、10℃。
『京都 嵐山温泉 花伝抄』から歩いて3分。
桂川沿いにある、共立リゾートの日帰り温泉です。
タオルのレンタル、販売もあるので、手ぶらでOK。
お休み処、手もみ処もあり、
旅の終わりにゆっくり汗を流して家路に…
なんてことができてしまいます。
源泉:嵐山温泉(運び湯)
泉質:低張性弱アルカリ性温泉
さて、
ファンファン隊員のやや見づらい手書き間取り。
左が女性大浴場、右が男性大浴場。
女湯のミストサウナを除いて、
男女大浴場は、ほぼ左右対称な感じです。
写真については、
日中のものはオープン前11時ごろ、
夜は営業終了後、22時頃にお邪魔して撮影させていただきました。
♨ 女性大浴場 ♨
この風風の湯ですが、ユニークなのが、
サウナ室と水風呂が男女とも露天風呂スペースにあること。
内湯からいったん外気にあたって、
サウナ室に入るというのが、
なんとなく特別感というか儀式的な感じがして楽しかったです。
決して大きくないサウナ室ですが、
座って正面にサ窓があるので、
どこに座っても、景色を見ることができる嬉しいレイアウトです。
しかも、
目の前には桜の木。
桜を見ながらのサウナって、なかなかないですよね…。
そしてサウナ室隣にある水風呂の形状もユニーク。
メガネデザイン!
一人づつすっぽり入る感じで、
つながっているけど離れている、
不思議な感覚でした。
休憩もリクライニングチェアがあり、
時間がすぎるのを忘れてしまいそうです。
♨ 男性大浴場 ♨
内容は女性大浴場と同じですが、その景色はこんな感じです。
サ窓の正面には、こちらも桜!満開の時期に来てみたい…
◉ お休み処 ◉
桂川の短い支流沿いにある風風の湯。
お休み処の正面には、やはり桜。
川の流れ、京都の空を見ながらすごすひと時…
2泊3日の旅の締めには、
本当に贅沢でした。
さて今回の『サウナの“サ窓”から 〜京都湯めぐり編〜』、
梅小路の花伝抄では、鳥羽からいらっしゃった紳士…
嵐山の花伝抄では、サウナマットを忘れた青年…
ほんの一瞬ですが、
私にとってはとても意味があるご縁がありました。
袖触れ合うも他生の縁ならぬ、サ窓の縁。
大浴場って、誰もが飾るものなく、
素っ裸の場所。
地位とか社会的立場とか国とか、関係なく、
お互いさまの世界。
中には「?」と思うこともまだまだありますが、
昨日といい、
今日といい、
温泉に入るって、いろんな気付きがある人生道場かもしれません。
2日目の夜、嵐山の花伝抄で夕食をいただいて、
22時頃、風風の湯の営業後に撮影に行ったのですが、
年配の女性スタッフさんにご挨拶すると
「聞いてます、聞いてます。どうぞいっぱい撮影していって!」と。
大浴場に入ると、今度は年配の男性が仕舞い支度をされていて、
「遅くにご苦労さんです!遠慮のう(遠慮なく)やってってや!」と。
10分ほどウロチョロしてたら、
その男性が、
「男湯の露天風呂はもう鍵してもええかな?
若い女の子を早(はよ)う帰してやりたいんで〜」と。
どれも何気ない一言なんですが、
関西弁ならではの温かい部分があって、
爽やかで、マスクごしでもわかる笑顔で、
いつも誰かを思いやるスタッフさんの気持ち、
今回もひしひし感じました。
スタッフさんのことは、すべての湯宿において、
もっとお伝えしたいこともあるのですが、
それはまた別の機会に…
共立リゾート、温泉道場…