第13回 ご当地!絶品うまいもん甲子園 選抜大会レポート① 〜中国四国エリア編〜
“ 食を通じて農林漁業の大切さを伝え、
高校生の夢を応援し、
地域を盛り上げ日本を元気にする ”
一般社団法人 全国食の甲子園協会様が
こんな目標を掲げ、
全国の高校から参加チームを募り、
エリア選抜大会、そして全国大会を運営されています。
今年で13回目となる本イベント、
全国75校から218チームが参加!
私たち共立メンテナンス(Dormy Hotels & Resorts)は、昨年に続いて今年も、
協賛企業の一社として高校生の方々を応援いたします。
全国7エリアで書類選考、選抜大会が行われるのですが、
ドーミーイン、共立リゾートから4名の料理人が、
下記のうち★印がついた4つの選抜エリア大会会場で
審査員として参加いたしました。
★【北海道・東北エリア】 宮城郡利府町 8月9日(金)
★【関東甲信越エリア】 東京都渋谷区 8月6日(火)
【東海北陸エリア】 愛知県岡崎市 8月19日(月)
【近畿エリア】 大阪府大阪市 8月23日(金)
★【中国四国エリア】 香川県高松市 8月2日(金)
【九州エリア】 佐賀県佐賀市 8月27日(火)
★【沖縄県】 沖縄県那覇市 8月31日(土)
また、各選抜大会で優勝した高校様については、
11月3日に東京で行われる決勝大会に出場。
選抜大会終了後、その決勝へ向けてさらなるブラッシュアップをするために、
審査員を務めた料理人が実際に学校に伺って、
“食のプロ”としてのアドバイスを行います。
食の未来を支える若き料理人達を、
DOMINISTAが精一杯応援いたします!
※DOMINISTAとは、Dormy Hotels & Resorts(ドーミーイン、共立リゾート)に関わる全ての方のことを意味する言葉です。お客様、スタッフ、仕入先様、建築会社様など、とにかくすべて!
そして食を支えるメンバーは、“DOMINISTA Kitchen Labo.”と呼んでいます!
このDOMINISTYLEブログでは、今日から4回に分けて、
私達DOMINISTAが参加した4つのエリア大会の模様を
ご紹介していきます。
応援2年目となる今年は、
昨年参加した“先輩審査員”からのアドバイスもあり、
今回参加する“後輩審査員”は緊張しつつも、
入念な準備と意気込みがありました。
私たち編集メンバーも、仲間の行動に当日びっくり…なんてことも!
そんなことも含めて、レポートいたします。
調理時間は各チーム30分、
審査員の試食ののち、
動画、口頭によるプレゼンの持ち時間は5分。
この35分に、思いと技術を込めていきます!
(調理技術は審査対象には含まれず、実食とプレゼンでの審査!)
第一弾はこちら、8/2に行われた
中国四国エリア選抜大会!
13校30チームから書類選考をパスした5チームが集いました。
中国四国エリア選抜大会
8/2(金)
香川県高松市「ヨンデンプラザサンポート」にて
参加は5校から5チーム!
当日、あみだくじで決まった調理順でご紹介します。
①岡山県立興陽高等学校
『美活ランチBOX』
<ご当地食材>
玉ねぎ、黄ニラ、千両なす、米・米粉(興陽産)
<チームメンバー>
カナデさん(家政科 3年)
ミオさん(家政科 3年)
ナゴミさん(家政科 3年)
「高校生の2人に1人は便秘体質、または予備軍と言われている中、そんな問題を解決するために、
腸内環境を整えて免疫力がアップするお弁当を作りました!」
<サポーターの先生>
②高知県立大方高等学校
『潮風薫る町のおかゆ』
<ご当地食材>
土佐ジロー(高知県で育てられている鶏の品種)、四万十米豚、生姜、ジャコ、天日塩
<チームメンバー>
テトラさん(普通科 3年)
リオンさん(農業科 2年)
ハルキさん(農業科 1年)
「“ボリューミーなのにヘルシー!”。地元のタイ料理さんにご協力いただきながら、この地域の特産品を使ってタイのおかゆ(ジョーク)をアレンジしました。朝、昼、夜にもお召し上がりいただけます。お子様でも、年配の方にもどうぞ!!」
<サポーターの先生>
③山口県立山口農業高等学校 西市分校
『猪鹿ライスドーナッツ』
<ご当地食材>
山口県下関市豊田町産のジビエ(猪、鹿)と梨
<チームメンバー>
ユキさん(総合学科 3年)
ハルキさん(総合学科 3年)
ダイキさん(総合学科 3年)
「豊田町では害獣の被害が多く、“たくさん穫れるジビエ”をどうにかしたい、獣害を減らしたい…そんな思いで作りました。とろけるような脂身をもつ猪と独特のうまみが強い鹿を、両方一度に食べられます!冷めても美味しくいただけます!」
<サポーターの先生>
④広島県立西条農業高等学校
『極上!PPサンド』
<ご当地食材>
SAINOアグリポーク(極上)肩ロース、トマト、レタス、たまねぎ
<チームメンバー>
ショウマさん(畜産課 3年)
イクトさん(畜産課 3年)
ケンタさん(畜産課 3年)
「オリーブの絞り粕“ポマス”を餌にして育った豚“オリーブポーク極”を使用!高騰する飼料価格の問題にも対応し、環境へも配慮。この極上の肩ロースはやわらかく、うまみも極上!サンドの断面も美しく見えるように工夫しました!」
<サポーターの先生>
⑤松柏学院倉吉北高等学校
『ヒラメキほわぃと物語』
<ご当地食材>
名誉県魚ヒラメ、二十世紀梨、大山ヨーグルト、カレー粉
<チームメンバー>
ソウシさん(調理科 3年)
ハルカさん(調理科 3年)
ユメカさん(調理科 3年)
「鳥取の養殖ヒラメは寄生虫の危険が少なく、生で食べることができます。そんな鳥取県の“県魚”であるヒラメをぜひ知っていただきたいと思います。
フィルムで囲ってスタイリッシュな見た目にこだわりました。そのフィルムをはがして、純白のソースを流して、冠雪した大山を『想像』していただきたいと思っています!鳥取といえばヒラメっしょ!ひらめいちゃうぞ!」
(今日はメンバーの一人がどうしても参加できず、記録を残す大切な使命を帯びて同行する生徒さん・右端)
<サポーターの先生>
中国四国エリア大会で審査員の一員を務めるのは、
こちらのDOMINISTA。
ドーミーイン高松中央公園から
正木料飲支配人です。
「昨年の先輩審査員から受け取ったバトンの重みは、高校生が頑張る気持ちの重さ。
そんな意気込みや夢をしっかり受け止めたいと思っています!」
10時30分に会場に到着して準備をしている各チーム。
緊張することなく?朗らかな雰囲気の会場です。
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そんな中、11時30分から、いよいよ始まりました。
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そして各チーム、5分おきに調理スタート!
心配そうに見守る先生と、プレゼンする生徒さん達。緊張しながらも、動画のレベル、そして口頭で発表するパフォーマンスの素晴らしいこと。
参考に…いや勉強になることばかりでした…。
「とにかく時間内に調理が完了したことが良かったです。生徒に対して「本当によく頑張った」と声かけしました。」
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「実は…時間を測って練習したことはなかったんですが、よく収めました。 最後の3分で焦りましたが、うまくいってホッとしています。」
「いろいろ練習していた中で、肉を置いて崩れないようにするのは難しかったです。学校はガスだったので、会場のIHによる焼きがイメージ通りにはいきませんでしたが、試食のプレゼンがよかったです!」
「生徒は、やりきって疲れてます(笑)。“結果はもういい、楽しんだね!”と声をかけました。生徒は楽しんでいました。見ての通りです。私も楽しかったです!」
「ちょっと緊張していたせいか、紙芝居の声がもう少し大きかったら良かったですね。だけど、よく頑張ったと思います。」
全チームのプレゼンテーションを終え、審査タイムに。
そして結果発表へ…
中国四国エリアの優勝チームは…
岡山県立興陽高等学校
『美活ランチBOX』!!!
ドーミーイン高松中央公園・正木料飲支配人から閉会のご挨拶。
「高校生の皆さまが一生懸命に食を追求する、このような場所に参加させていただけたことに本当に深く感謝しております。ありがとうございました。今はボールみたいな体型をしていますが、私は高校の3年間野球をやっていました。そういう何かに打ち込めることがあるって、素晴らしいことだと思っています。
私の職場であるドーミーインというビジネスホテルでも“ご当地メニュー”に力を入れていて、三ヶ月に一度、メニューを考えています。考えることって、とても大変なことです。しかし真剣に考えるからこそ、財産につながっていくんだと信じています。食を通じて今後、皆さんと私達と接点があるかもしれない、農家の方々ともつながるかもしれない…そんな楽しいことを考えるきっかけになりました。素晴らしいお料理の数々、ありがとうございます。」
優勝した『美活ランチBOX』を考え出した岡山県立興陽高等学校の生徒さんと先生、そして審査員を務めたDOMINISTA・正木料飲支配人。左は正木支配人をサポートする吉岡料飲総支配人。
「チャレンジキッチンでの再開を楽しみにしています!」
「全国行くぞ〜〜〜〜!」
閉会後、お互いに交流する高知県立大方高等学校と山口県立山口農業高等学校 西市分校の生徒さん。実はこの2チーム、調理中からお互いに声を掛け合っていました。今日初めてお会いする関係ですが、“せっかく隣同士になったので”とのこと。うまいもんがつなぐ縁と、その機会を活かす高校生が素晴らしい…。
最後に、正木料飲支配人。
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「高校生が頑張っておられる姿を見て、食べることが大好きな自分としては全部いただきたい…。そう思って試食いたしました。
どのメニューも素晴らしかったですが、お弁当は良かったですね。栄養をしっかり考えた内容で、お肉、野菜、米がバランスも良いと思いました。特にお肉は、歯ごたえがしっかりしていましたし、美味しかったです。今回初めて参加させていただき、若い方々が自分たちの出したいものに思いを込めてプレゼンを行い、成果を出していることが素晴らしい感じます。また、準備の時間や調理中でさえも、 異なる学校の生徒同士が喋ったりサポートし合う姿が印象的で、同じ食を目指して努力している人たち同士のつながりも驚きました。
私も初心に戻り、この雰囲気を再び味わうことが大切だと思います。」
※ちなみに審査員が試食分を全て完食したのは、過去12回大会で初めてだそうです。素晴らしきかな、DOMINISTA!
次は、関東甲信越エリア選抜大会の模様をお伝えします。