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サウナの“サ窓”から 〜箱根小涌谷温泉 水の音〜 <前編>

(本記事の内容は、共立リゾートのメルマガで5月に配信したものを一部、変更しています)

こんにちは。
なんとなくこの「サウナの“サ窓”から。」がシリーズのようになってきたのが嬉しい、
ファンファン隊員です。

今回は、箱根にお邪魔してきました。
『箱根小涌谷温泉 水の音(みずのと)』
今では箱根エリアだけでも4つの湯宿を展開している共立リゾートですが、2006年にオープンした『水の音』は、
まさに共立リゾートの礎となった湯宿とも言えそうです。

さて、交通の便もとても便利な箱根。
新宿から電車とバスを乗り継いで約2時間で到着。
お車の方も多いかと思いますが、
箱根の山道の景色を、バスの車窓から楽しみながら…、
というのも良いものです。

「二の平入口」という停留所で降り、左を見ると、「水の音」のサイン。


歩いて約5分で到着です。


この『水の音』には、
「水月の庄」
「水花の庄」という2つの建物があり、
それぞれが渡り廊下で繋がっています。
加えて広大な庭園には、離れの貸切風呂が3つ、
休憩処である東屋が佇んでいる、そんな湯宿です。
箱根には十七の源泉があり、ここではそのうちの二湯が、
こんこんと湧き出ているんですって。

そして『水の音』という名前の通り、館内、庭園、
いろんなところで水を感じることができ、
まさに屋号の通り。


ファンファン大好きの小路もこんな感じ…

では、今日は前編。まずは「水月の庄」の大浴場をご紹介します。

レイアウトはだいたいこんな感じ。
大浴場は24〜5時までクローズになりますが、
そのタイミングで男女入れ替わります。
つまり、滞在中にどちらも入れる!というワケです。

「月の湯」「星の湯」
源泉:宮ノ下温泉
泉質:ナトリウム・塩化物温泉


♨ 月の湯 ♨

檜の内湯と、すぐ横に水風呂と高温ドライサウナ。
とにかく青竹の借景が美しく、
日本の湯であることをしみじみ感じます。

こちらがサウナです。

大人5〜6名くらいが入れるサウナ。

 

正面にはサ窓、そして入り口の景色。

時間によって変わる外の色合いを、
しっとり感じるサ窓です。

そしてこちらが水風呂。

浴室から少し出っ張ったレイアウトで、
ガラス張りというのがユニーク。なんとなく別世界な感じがあり、不思議な感覚になりました。右の写真は、水風呂からの目線。
こちらは露天エリアにある、檜風呂。上を仰ぎ見れば、ほんとうに緑が眩しいんです。
目を落とすと、なんと、筍が…。

檜風呂の横には、2席の座り湯があり、背中からゆるゆると温泉が流れ出ている、
まさにかけ流し…


その前に休憩椅子があり、日が高いうちなら、こんな景色を見ながらととのってしまいます…


♨ 星の湯 ♨
 

こちら檜の内風呂で、最近大幅にお化粧直しをしたとのことで、
浴室は檜の香りで満たされていました。
湯に映る景色の素敵なこと…。

ちなみにこの内湯ですが、右側部分が少し段差で高くなっているのですが、その部分が広くて、あぐらをかく、寝そべるなど、
実に気持ちいいスペースなんです。↓

景色も素晴らしく、居心地は最高でした。
ぜひ、その感覚を皆様にも味わっていただきたいと思った次第です。


こちらが露天の岩風呂。↓

そして岩風呂横に、サウナ室と水風呂があります。↓

露天スペースにあるサウナ室、前回京都編でご紹介した風風の湯のように、外に出るだけでちょっと儀式的な感じが好きです。
こちらがサウナ室。コンパクトで、大人は2人って感じでしょうか。
サ窓では、露天風呂ごしに庭園が借景に。
露天風呂から見た、“逆”サ窓。
そして、サウナ室の眼の前に水風呂。水風呂奥の壁面裏側には、シャワー。

こちらが水風呂からの、朝と夜の景色です。↓




さて、今回も撮影は、清掃の時間にさせていただいたのですが、
到着してすぐ、サウナを見に行ったら、なんと先客が…

桶と椅子。
今まで見たことがなかった光景なので、驚きました。
ちょうどその時、清掃のスタッフさんがお見えになったので、聞いてみると…

「まだサウナの温度が上がり切っていない時に、洗った椅子と桶を乾かすんです。
高温だと木が割れる心配もありますから。
こうやって毎日乾かすことで、清潔に保てますし、
お客様に気持ちよく使っていただけますから。
サウナ室の撮影ですか? どけましょうか?」

いえいえ、お掃除の邪魔はしてはいけないので、そのままで。
スタッフさんがお客様のことを考えて、
いろんな技を繰り出しておられるの、本当にいつも頭が下がります。
次の日、浴場がクローズしてすぐにサウナ室を撮影しにきたら…


すでにこんなにゴシゴシ洗ってありました。
毎日ゴシゴシ、サウナで乾燥…。

そして、もうひとつの大浴場である「水花の庄」に行ったら、
別の方が絶賛お掃除中。

シャワーホースも一本一本洗って、拭き上げて…
もちろんシャンプーやリンスのボトルも同じように…。
見ていると、とにかく隅から隅まで丁寧に清掃されているんです。
私よりはるかに年配の方だと思いますが、
動きも素早くて、いろんな体勢で…。
ついまた聞いてしまいました。

「丁寧にというか、水のあるところ水アカやカビは神出鬼没。
この『水の音』には、お風呂がいっぱいあるから、
全部入ろうと思うと、お客様も忙しくって、
どのお風呂もたいてい1回くらいしか入れないんです。
そんな1回だけのお風呂で、ちょっとでも清掃で気になることがあっては申し訳ないですから。
それに、ここは年数が経っているから、
どうしてもいろんな部分に年季が入ってます。
そういう部分を清掃で少しでもカバーしないと、です」

なるほど…。
丁寧なお仕事ぶりは、やはり相手のことを思う気持ちから生まれるものなんですね…。
横を見ると、水道ホースがこんな感じになってました。

「広い大浴場だから、そのほうが捌きやすいし、
私達も足をひっかけにくくて安全だし、
見た目がいいと、やっぱり気持ちいいですから」、ですって。

サウナの“サ窓”から。〜ラビスタ霧島編〜でも、
女性の清掃スタッフさんが、同じことを仰っていたな…なんて思い出していました。
共立リゾートの居心地は、
やっぱり人が作り出しているんだな〜と。

明日は、この清掃スタッフさんが手塩にかけている、
水花の庄の大浴場をご紹介します。

『箱根小涌谷温泉 水の音』
公式サイトはこちら
https://dormy-hotels.com/resort/hotels/mizunoto/

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