第12回 ご当地!絶品うまいもん甲子園 選抜大会レポート② 〜関東甲信越エリア編〜
★高校生の夢の舞台を創造
★人材育生
★地域活性化
大会を取材する一般社団法人 全国食の甲子園協会様が公式ホームページで提唱されているこのキーワードは、
共立ホテルズが共感することであり、
各会場でそんな想いを実感しています。
本日はレポートの2回目、
8/10(木)に行われた
関東甲信越エリア選抜大会の様子をお送りします。
会場は東京都渋谷区にある「渋谷区文化総合センター大和田」。
今回の運営も北海道東北エリア選抜大会と同じく、
調理時間は各チーム30分、
審査員の試食ののち、
動画、口頭によるプレゼンの持ち時間は5分。
この35分に、思いと技術を込めていきます!
(調理技術は審査対象には含まれず、実食とプレゼンでの審査!)
選抜大会に選ばれた5チームはこちら!
①
新潟県立海洋高等学校
メニュー名
『アンコウの茶ガレット』
<ご当地食材>
アンコウ、バタバタ茶、バジル(アクアポニックス)
※アクアポニックスとは、簡単にいうと、植物の水耕栽培装置と、食用淡水魚の飼育装置を一つの循環装置でつなぎ、同じ水を使って育てるという方法です。
魚に餌を与え、そのフンを微生物が分解して、植物の栄養となり…と、循環する仕組みなんです。
<チームメンバー>
カイトさん(3年)
マサヤさん(3年)
ノドカさん(3年)
<サポート>
矢口先生
<メニューのイチオシポイント>
アンコウは捨てるところがなく、皮や内臓もチリソースにして使っています!アクアポニックスで育てたバジル、バタバタ茶など、糸魚川ならではの食材もふんだんに使っているところが特徴です!
②
茨城県立水戸農業高等学校
メニュー名
『#イチゴの生パスタ』
<ご当地食材>
地元イチゴ農家で廃棄されるイチゴ
<チームメンバー>
ヒトミさん(3年)
リョウスケさん(3年)
<サポート>
鹿島先生
<メニューのイチオシポイント>
私たちは「イチゴの生パスタ」を美味しく食べてもらうために、レシピの開発にも取り組んできました。自分たちで考えるほかに、地元の女性農業士会とのワークショップ、購入くださった方からの報告「#イチゴパスタ食べました」を参考にしました。(SNSより、FAXや手紙でのご報告が多かったのはなぜ…?)
今回のレシピは、購入いただいお客様にお配りしたレシピで好評だったものの中から、部内で投票で決めました。
「アスパラのクリームソース イチゴタリアッテレ」との決選投票で勝った「イチゴタリアッテレのトマトソース」を今回のコンテストVer.に再考したものです。
さらに、トッピングとしてカカオニブを加えました。私たちの学校でSDGsに取り組むもうひとつのグループ「カカオアンバサダー」のカカオ農家の貧困問題解決に向けたプロジェクト「カカオ豆の産地化・ブランド化」のいち所にもなればと、勝手におせっかいをしてしまいました。
③
群馬県立勢多農林高等学校
メニュー名
『群馬のお好そば焼き』
<ご当地食材>
小麦粉、大和芋、キャベツ、枝豆、味噌、ネギ、こんにゃく、豚肉
<チームメンバー>
ハルカさん(3年)
ホノリさん(3年)
ラナさん(3年)
<サポート>
田中先生
<メニューのイチオシポイント>
大和芋のモチっと感を感じることができる!
焼きまんじゅうタレがお好み焼き生地と絶妙に合う!
枝豆とコーンの食感がばっちり合っている!
枝豆とコーンの彩りが良い!
④
花咲徳栄高等学校
メニュー名
『ドリマッチ』
<ご当地食材>
米、トマト、にんじん、玉ねぎ、茄子
<チームメンバー>
ヒメカさん(3年)
マサエさん(3年)
<サポート>
會田先生
「試食提供が済んだらとにかく素早く片付けこと。
美しく片付けるところまでが料理ということを
常日頃から生徒には伝えてます。
エントリーは今年で3回目。
今日は、コック帽を新調したので、その被り方から始めます(笑」
<メニューのイチオシポイント>
この料理は玄米や発酵食品を多用した腸活ドリアです★
※ふつうのドリアとはメチャメチャ違います!
⑤
東京学館船橋高等学校
メニュー名
『ガドピートルティーヤ』
<ご当地食材>
落花生、ピーナッツバター、ミニトマト
<チームメンバー>
コトミさん(2年)
ヒナノさん(2年)
<サポート>
加藤先生
<メニューのイチオシポイント>
千葉県八街市の名産である落花生を粗く刻んで食感を残し、ピーナッツバターと混ぜ合わせて野菜や鶏ささみに合う甘辛いソースに仕上げました!
とにかく、どの生徒さんも、カメラ向けると「ピース!」と笑顔で応じてくださって、こっちが元気をいただきます。
そんな5チームの生徒さんが、サポートの先生に見守られながら、12時、関東甲信越
エリアの選抜大会が始まります。
開会式のあと、調理が始まるまで調理室で、それぞれ準備を始めます。
では各チーム、5分おきに調理スタート!
“テープの上まで(入れる)”。誰がやっても間違えないように「見える化」。DOMINISTA Kitchen Labo.は、こういうところに感心してしまいます。
そして制限時間を迎えたチームから、順番に実食、そしてプレゼンへ。
プレゼンを見守る先生も、
思わず手に汗握り…
“よくやった!”
“ばっちりだったぞ!”
“よかった…”
パフォーマンス、楽しませていただきました!
エリア大会を終えたDOMINISTA Kitchen Labo.のメンバー。
「調理やプレゼンの様子を拝見して、
多くの時間を使ってどれだけたくさんの準備をしてきたか、
本当によくわかります。
チームの中の役割もしっかりしていて、連携もできていて、お互いが支え合う姿…
時間内にきっちり収めるなど、
何度も何度も練習してきたんだと思います。
そして、途方もない下準備があったからこそ、
本番で緊張することもなく、
しっかり声掛けをし、
時折冗談を言いながら、笑顔で楽しんでいる姿…。
感激しました。
欲を言えば、実食する時間がもう少し欲しかったです。
なぜなら、
アンコウのガレットや、ガドピートルティーヤなど、
料理の奥のほうにある味まで味わえなかったんじゃないかと…。
だけど、それも美味しく、正直採点は困りました。
そして、どこが優勝するかまったく予想もつかず、
私もドキドキして発表を聞いていました。
次は、チャレンジキッチンですね。
“こうしたらいいかな…”というポイントはあったので、
お話しながらしっかり自分の疑問を確かめて、
何か生徒さんのヒントになれば嬉しいです。」
うまいもん甲子園 公式YouTubeチャンネルから。当日のダイジェストをご覧ください!