第12回 ご当地!絶品うまいもん甲子園 選抜大会レポート③ 〜沖縄県編〜
さて、共立ホテルズが協賛企業の一社となっている、
『第12回 ご当地!絶品うまいもん甲子園』。
独自の選抜大会レポートの3回目は、8/26(土)に
沖縄電力那覇支店様(おきでん那覇ビル)にて行われた
沖縄県選抜大会です。

ちょうどFIBA バスケットボール ワールドカップ 2023が
行われていた時期と重なり、
国内外からの多くの方々で盛り上がっていました。
今回宿泊した共立ホテルズの“ザ・ビーチタワー沖縄”の前のビーチではパブリックビューイングもあり、
各種キッチンカーが出店していて、
とにかく、夜になると人、人、人でエキサイティングしていたのです。



ザ・ビーチタワー沖縄のバルコニーから。すぐそばにアメリカンビレッジがあり、素晴らしいロケーション!
と、そんな白熱の沖縄で行われたうまいもん甲子園の選抜大会、
参加は3つの高校から5チーム。
なんと、2つの工業高校からそれぞれ2チームづつの出場があったり、
また、工業高校同士のつながりの中で、先生同士の交流もあり、
会場は、これまでとは一味違う仲間感溢れる雰囲気でした。
とにかく、皆さん明るい!
そして、生徒さんのお名前がキラキラなんですが、
読み方が難しい!
どのチームの写真を撮っていても、
「なんて読むかわかりますか?」と読み方テストを受け、
なんと私、たぶん100点満点の15点くらいだったと思います…。
もっと読み方勉強してきます…。

「若い世代の方々が、こういった料理コンテストで競い合う、日々の努力を披露し合う場があるのは素晴らしいことです。
運営や協賛社の大人や、ほかの学校や先生の方々がいらっしゃる中で、参加して活動する生徒さんはさまざまな学びがあると思いますし、私もいち料理人として楽しみにしています」
ってことで、
今日も参加チームからご紹介していきましょう。
①
沖縄県立中部農林高等学校
メニュー名
『うちなーゴーヤーそば』


<ご当地食材>
にがうり(ゴーヤー)、廃鶏、オクラ
<チームメンバー>
オトハさん(2年)
アンズさん(2年)
アイナさん(2年)

いい響きの名前ではありませんが、
卵を生むための鶏が、採卵期間を終えた雌鶏のことです。
有料で廃棄処分にされていると聞き、
なんとか使えないかと思って、メニューを考えました。
また、沖縄に訪れる外国人には豚肉を召し上がらない
イスラム圏の方も多いこともあり、
そんな方にも美味しく食べていただけるように、と
願っています!
沖縄のことを指す“うちなー”という言葉をメニュー名に入れたのも、
沖縄のことをもっともっと世界に発信したいからです!」
<サポート>
高江洲先生

特に、ゴーヤーを練り込んだ麺は苦労していました。
配分が少し変わるだけで、
苦みと色のバランスが変わってしまって…。
ぜひ、美しい色も楽しんでいただけたらと思います」

<メニューのイチオシポイント>
麺は、ゴーヤーを練り込み、いちから作りました。また、廃鶏を5時間煮込んでとった出汁は旨みたっぷりです!
②
沖縄県立沖縄工業高等学校
(同校から2チーム出場の1チームめ)
メニュー名
『カレ沖そば』


<ご当地食材>
沖縄そば
<チームメンバー>
ハアトさん(2年)
ヨアケさん(2年)
アカリさん(2年)

それを、カレー風味にしてみました。
カレーうどんのように濃厚なとろみではなく、
さっぱり、それでいて味は濃厚!を目指しました。
暑い沖縄だからこそ、
スパイシーな雰囲気を味わっていただきたいです!」
<サポート>
金城先生

こういう経験ができることを嬉しく思っています。
だけど、プレゼンとか、
本番がうまくいくかドキドキ…。
私が緊張します」

<メニューのイチオシポイント>
赤パプリカは甘みを出すために、一回焦がしてからむいています。
③
沖縄県立沖縄工業高等学校
(同校から2チーム出場の2チームめ)
メニュー名
『ちむどんどんバーガー』


<ご当地食材>
鶏卵、アグー豚肉、ゴーヤー
<チームメンバー>
レキさん(2年)
ミウさん(2年)
ナツカさん(2年)

意味はご存知かと思いますが、一応…。
“ちむ”は、心、“どんどん”はワクワクするという意味で、
まさに“心がワクワクするバーガー!”です。
作る私達も、ドキドキわくわくしながら作ります!」
<サポート>
こちらのチームも金城先生がサポートです。

緊張でドキドキ…」

<メニューのイチオシポイント>
ゴーヤーは苦手な人が多いので、沖縄の給食で人気のゴーヤーチップスにしました!アグー豚肉は、沖縄の郷土料理“ミヌダル”にしています。
ミヌダルは、豚肉を黒ゴマだれに漬け込んで、最後に火を通したもの。見た目のインパクトもあります!
④
沖縄県立美里工業高等学校
(同校から2チーム出場の1チームめ)
メニュー名
『まんぷく花笠飯!』


<ご当地食材>
ゴーヤー、パッションフルーツ、食用菊、キハダマグロ、セーイカ
<チームメンバー>
ニイナさん(3年)
マオさん(3年)
ヒカルさん(3年)

勇気と信頼とユーモアのエネルギーに満ち溢れた
“ハイビスカーズ”です!
地元のお魚や海産物を通して、
この沖縄の美しく豊かな海のことを
皆さんにもっと知ってほしいと願って応募しました!
沖縄食材のいろんな新しい食べ方が広がることで、
農家さんや漁師さんの仕事も活発になって笑顔になったら嬉しいです!
器も、沖縄の海をイメージ!
美しいブルーのガラスに盛り付けます!」

<サポート>
大嶺先生

とにかくみんな元気いっぱいで、
口出ししないようにしています。
先生チームも楽しみたいと思っています!」


<メニューのイチオシポイント>
★イカの炊き込みご飯
セーイカのやわらかさを保つために、セーイカを入れる時間をほかの具材とずらしています!
★キハダマグロのたたき
マグロは、にんにくオイルを使って焼き加減に気をつけています。
★サラダ
さわやかなパッションフルーツでサッパリとした味になっています!
⑤
沖縄県立美里工業高等学校
(同校から2チーム出場の2チームめ)
メニュー名
『心も↑↑チキアギー!』
(マブイもアゲアゲ、沖縄風かまぼこ)


<ご当地食材>
シイラ、アーサ、シークヮーサー、島らっきょう、とうもろこし、島唐辛子
<チームメンバー>
フウタさん(3年)
リオさん(3年)
アキトさん(3年)

なので、メニュー名は、
マブイ(心)もアゲアゲ(↑↑)、と読みます!
チキアギーっていうのは、魚のすり身を揚げたもの。
チキアギーの形も、ちょっとキャラクターみたいになるように工夫しましたけど、わかるかな…。」

<サポート>
大嶺先生と仲松先生

「大嶺先生と同じく、とにかく見守って愉しみます。
生徒の頑張りをしっかり写真に撮らなくちゃ、です。
共立メンテナンスさんは、“ビーチタワー沖縄”ですよね。
大好きです!
素敵なシェフも審査員で来ていただいて、楽しみです」

<メニューのイチオシポイント>
★チキアギー
コロコロしたフォルムで食べやすく、飽きずに次々と口に運びたくなるような味になっています!
★お漬物
沖縄人(ウチナンチュ)が大好きな3種類の味付けになっているので、小さい子どもから、おじー、おばーまで美味しく食べられます!
以上の5チーム、15名の生徒さん達が、4名の先生に見守られながら、11:30、沖縄県選抜大会が始まります。






「はい!!!」
開会式のあと、各チームが順に調理スタートするまで、スタッフさんからの説明や下準備などを行います。







では、各チームが5分おきに調理スタート!

















4名の先生も交流! こういう場面、なんだか見ていて嬉しい…


途中で脱いだ手袋を、もう一度はめなおそうとするものの…。その時間、もったいなくないですか?・・・・結局諦めました(笑。
















そして制限時間を迎えたチームから、順番に実食、そしてプレゼンへ。
























全チームのプレゼンテーションを終え、審査タイムに。





協賛企業様からの商品の振り分けをじゃんけんで決め中〜。



そして結果発表へ…

沖縄県選抜大会の優勝チームは…



沖縄県立沖縄工業高等学校
メニュー名
『カレ沖そば』!!!



おめでとうございます!
沖縄県立沖縄工業高等学校の、ハアトさん、ヨアケさん、アカリさん、そして金城先生!
生徒さんのお名前を書くだけで、
心、朝、明…
私にはこんな文字が浮かんできました。
もちろん、御本人の漢字ではないので、
勝手な妄想はお許しください。
高校生の皆様の未来につながる、
そんな素晴らしい予感がしたように思います。

この日、審査員を務めたDOMINISTA。
沖縄県大会を終えて…
「お料理をする方ならおわかりになると思いますが、30分で、
優勝する気概で、この品質の料理を作り上げるのって大変なことです。
採点の対象ではありませんが、包丁、火、油という危険なものを使いながら、厨房でのコミュニケーションや素晴らしいチームワーク…どのチームも時間内にあれだけの料理を作り上げることは、熱心に準備してきた賜物ですね。
もちろん私達プロの目から見たら、いろいろ気づくこともありますが、発想、心がけ、やる気…何よりこのコンテストに応募することが立派なチャレンジャーです。
どの料理もすべて美味しく、プレゼンも真剣さあり、笑いもありというレベルの高いものでしたが、優勝したカレ沖そばは、僅差の優勝だと聞いています。11月の全国大会に向けて、私がチャレンジキッチンでアドバイスするということですが、いまからどういう風に進めたらいいのかいろいろ考えています。実は私、大のカレー好きで、一般的なとろみがあるカレーより、今回優勝したカレ沖そばのようなスパイスカレーが得意分野なんです(笑。
が…まずは生徒さん達に、どんなことで悩んでいるか聞いてみましょうか」

このあと、11/26に東京で行われる決勝に向けて、
各エリアの優勝メニューをさらにブラッシュアップする
「チャレンジキッチン」が各学校様で行われます。
3エリアの選抜大会に審査員として参加した共立ホテルズのDOMINISTAが、
プロの目線でアドバイスするために、それぞれ訪問します!






『第12回 ご当地!絶品うまいもん甲子園』、
勝手な選抜大会レポートにお付き合いいただきありがとうございました!


うまいもん甲子園 公式YouTubeチャンネルから。当日のダイジェストをご覧ください!